施設管理の事例紹介
施設管理のポイント
貯水槽や内部の貯留水が適正な状態を維持できるように、定期的な清掃に加え、施設全体に劣化や損傷がないかの点検を心掛けましょう。
〇水槽の周囲は清潔な状態を保ちましょう。
貯水槽の周囲には水質に悪影響を与える物は置かないよう気を付けましょう。
特にごみや荷物等が多く置かれた場所は、害虫等が発生しやすい状況となり、何らかの原因でこれらが水槽に侵入すると、水質を悪化させる危険性があります。
【フロア排水詰まり】
排水口(矢印①)が泥やコケで閉塞しており、水槽周囲に雨水等の汚水が溜まる状態になっていた事例。
〇水槽の蓋は鍵等で固定しましょう。
強い風で飛ばされないよう、また防犯のため、蓋をしっかり固定(矢印②、③)しておきしましょう。
〇付属部品が劣化、破損している時はすみやかに修理しましょう。
部品の劣化や破損が生じると、水槽内部に汚水や害虫、小動物が侵入しやすくなり、水質を悪化させる危険性があります。
【通気口、電極部の劣化】
【オーバーフロー管、水抜き管】
オーバーフロー管と水抜き管の連結部が破損(矢印④)しており、害虫が侵入しやすい状況のため、修理が必要な事例。
オーバーフロー管の管端防虫網が劣化、脱落(矢印⑤)しており、害虫が侵入しやすい状況のため、改善が必要な事例。
水抜き管と排水口の空間距離(矢印⑥)が不適切で、汚水が逆流する危険性があるため、改善が必要な事例。
その他、管端の防虫網に破れや目詰まりがないか確認しましょう。
その他箇所の点検については、施設の衛生管理について 貯水槽水道施設の点検(1)、(2)を参照してください。
索 引
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企業局指定給水装置工事事業者 第347号
建築物飲料水貯水槽清掃業 石川県 5貯 第435号